生理は女性ホルモンのバロメーター

毎月定期的にやってくる生理は、女性ホルモンのバロメーター。
生理は、自分の体の状態を知ることができる情報源です。
生理の事を知っておくことで、自分の体の異常に気づく事が
できます。しっかりと自分の生理を知りましょう。

普通の正常な生理とは・・・

周期は、25~38日の周期ではっきりとした出血が
だいたい3~7日続くのが一般的です。
量は30個入りの昼用ナプキンを1パック使い切るくらいです。

いつもと違う生理とは・・・
●生理不順
生理が何ヶ月も来ないなら異常な状態です。
過度のストレスが体にかかっていませんか?
生理周期をコントロールしている場所は脳の視床下部と
呼ばれる器官。ここはストレスの影響を受けやすい場所なので
女性ホルモンバランスが崩れて生理不順の原因になっている事も。
一度生活を見直してみましょう。

  • 生理が3ヶ月以上ない⇒続発性無月経症
    卵巣や子宮の病気も考えられ、また不妊の原因にもなります。

●経血量がいつもと違う
経血量は個人差がありますが、正常な範囲は
トータルで20~150gが正常範囲。
多い日でナプキンが2時間持てば正常。

  • 多すぎる場合
    夜用ナプキンが1時間持たない日が3日以上続いたり
    するのは多い。原因として子宮筋腫や子宮内膜症が
    原因で起きることもあります。また出血量が多ければ
    貧血になることもあります。
  • 少なすぎる場合
    生理が2日以内。ナプキンに少しの出血があるのみ。
    の状態は少なすぎます。女性ホルモンが正常に分泌
    されず、無排卵月経や黄体機能不全などの異常が
    疑われ不妊の原因にもつながります。

●不正出血がある
生理でもないのに出血が起きること。

  • 排卵の頃の出血
    排卵を促すために、女性ホルモンのバランスが急激に変化した
    事によって起こる
  • 生理前の出血
    女性ホルモンバランスの乱れによって起こる
  • 整理後にダラダラ続く集結
    生理の出血が8日以上だらだら続く場合は、女性ホルモンの
    分泌異常や子宮筋腫などの可能性も考えられる。
  • 妊娠時の出血
    次の生理予定日あたりに起こりやすく、受精した卵が子宮に
    着床する時に出血する場合がある。

●生理痛がものすごくきつい
生理痛は、当たり前と思って我慢し続ける人が多くおられますが
欧米では、生理痛は無くて当たり前だそうです。
生理痛で病院に行くのは今では当たり前の事です。
今、20代30代で急激に月経困難症が増加しています。

●月経困難症とは?
生理の時に、鎮痛剤が手放せなかったり、寝込んでしまったりと
生活に支障が出るような激しい生理痛の事です。
下腹部の痛みだけでなく、頭痛、腰痛、吐き気、発熱、などの
症状を伴う場合があります。

多くは、子宮の収縮によって起こる痛みの物質が原因の場合が
多いですが、中には子宮内膜症、子宮筋腫、子宮腺筋症といった
病気が絡んでいる場合があるので注意が必要です。