不妊症の施術例④

症例12 自然妊娠 豊岡市 28歳  

【患 者】
豊岡市 28歳 女性 主婦

【来 院】
平成27年10月

【状 態】
結婚後1年経ち、姫路でタイミングを受けて、自然妊娠を望んでいるがなかなかうまくいかない。冷え性やきつい生理痛もあるため体質を改善していきたいということで来院された。月経周期は26日〜28日。生理時はEVEを飲まないとやってられない。

画像の説明

【随伴症状】
肩こり
生理痛
冷え性

【治療内容と経過】
初診時は、お腹の圧痛が多くお腹の循環の悪さをあらわしていた。また生理痛が相当きついようで、そのことからもお腹の循環の悪さが伺える。筋力が弱く、熱を生み出しにくい状態。生活習慣では運動不足、甘いものが大好き、アイスをよく食べるなど妊活にとってはマイナス要因の習慣があったため、それらも改善していった。体も固まっていたため、全身の血流を促進するために整体も加えた。足の指も浮き指で全然使えず、体を支える力も弱かったので足の指に力が入る状態を作った。3ヶ月後には足の冷えがかなり改善し、生理痛も鎮痛剤がいらないほどになった。1年後、自然妊娠された。

【治療内容】
・瘀血(おけつ)治療
・副腎(ストレス)治療
・卵巣治療
・腹式呼吸
・整体

【考 察】
年齢は若いけど、体の状態はかなり悪い状態でした。筋肉量も少なく自分で熱を作れなかったり、呼吸が浅く疲れが取れにくかったり、また足指が使えていないので足の循環も悪い状態。生活習慣でも甘い物を多く摂り過ぎていたり、冷たい物を摂り過ぎていたりしていました。治療も大事なんですが、生活習慣の改善もかなり大事です。なかなか生活習慣は簡単に変えられるものではないですが、決意をもって取り組んでいただきました。その甲斐あって体も徐々に変わっていき、冷え性がましになったり、生理痛もおさまっていきました。そして自然妊娠。本当に良かったです。根気よく体質改善を取り組まれた結果だと思います。

症例11 自然妊娠 養父市 29歳

【患 者】
29歳 女性 養父市

【来 院】
平成28年10月

【状 態】
結婚2年目。地元の病院へ通いはじめて半年になる。不妊歴は1年。
ホルモン値は異常なし。卵管造影検査も異常なし。基礎体温の計測をしておりほぼ2層になっている。生理周期は27日〜28日で安定している。ただ生理痛がひどく、毎回鎮痛剤を服用する。治療前の検査では、お腹の圧痛がたくさんあり循環の悪さをあらわしていた。早く子どもを授かりたいとの思いから当院へ来院された。

画像の説明

【随伴症状】
疲れやすい
冷え性

【治療内容と経過】
生理周期も安定しており、検査での問題も無し。しかしお腹の圧痛が異常に多かった。お腹には色々な反応点があるが、なかでも胃の気、瘀血(おけつ)、ストレス、免疫、子宮、卵巣の反応点の圧痛が顕著であった。その反応点に対応するツボを選択して、圧痛を治療毎に軽減させていった。その結果、生理痛も軽くなり鎮痛薬がいらないほどになった。そして4ヶ月治療を継続してその後妊娠に至った。

【治療内容】
・胃の気の治療(消化器の機能を高める治療)
・瘀血(おけつ)治療
・副腎(ストレス)治療
・卵巣治療

【考 察】
特に原因が見当たらない不妊症では、鍼灸がとても相性が良いと感じた症例だった。特に体の反応はお腹に出ることが多く、圧痛が多いほど体の不調が多いと東洋医学では考える。よってこの圧痛を消していくことで、体の中の変化を起こす事が可能となる。現在では生理痛は当たり前の症状になっているが、本来は「生理痛」は存在しないもの。もしくは少しの痛みでおさまったりするもの。鎮痛薬を飲むほどの痛みがあるというのは、子宮周辺の血流循環の悪さをあらわしているので、ひどい生理痛は不妊症を密接に関連していると考える。

症例10 不妊症4年 自然妊娠 豊岡市 33歳

【患 者】
33歳 女性 教師

【来 院】
平成27年11月

【状 態】
結婚4年。自然任せではなかなか授からない為、豊岡市内の病院を受診。検査をおこなうも原因が見つからない。タイミング法を1年半ほど繰り返す。途中で1回妊娠反応が出るも、初期流産になってしまう。その後、知人の紹介で当院に来院。治療を開始して3ヶ月後に自然妊娠もまた心拍確認後の流産。少しお休みをして、再度当院にて治療を再開。また3ヶ月後に妊娠。妊娠後も鍼灸治療を続け、現在7ヶ月。
画像の説明

【随伴症状】
肩こり
疲れやすさ
頭痛
冷え性

【治療内容と経過】
お腹の固さが全体的に目立った。お腹の循環が悪さをしていると考え、主に瘀血(おけつ)治療を中心に治療を継続。また冷え性もきつく、肩こり頭痛もあったので、体を巡る気のバランスが悪いと考え、気を散らす治療もおこなう。股関節の固さが顕著だったので、股関節の運動も加えて、足に巡る血流改善を図ると同時に、卵巣への血流促進も促した。妊娠まで行くが、その先(妊娠の維持)が課題だったので、妊娠後もしっかりと継続して治療をおこなった。

【治療内容】
・瘀血(おけつ)治療
・副腎(ストレス)治療
・卵巣治療
・股関節の運動

【考 察】
流産はされていたが、妊娠できる力はまだまだあると考えて、妊娠維持に必要な力をしっかりとつけていこうと体質改善をおこなった。特に頭周辺に気が集まり、下半身には気が足りていない状態だったので、それを下半身に巡るように治療を進めた。またお腹の固さも顕著だったので、瘀血治療を中心にお腹の巡りを良くするように意識した。治療後はすぐに体が反応し、妊娠に至った。しかし治療を開始して1回目の時は、妊娠確認後は治療を継続できなかったので、残念な結果になった。その反省も含めて2回目の妊娠時は、妊娠後も週に1回きっちりと治療を継続した。その結果しっかりと妊娠維持ができ、安定期にもっていけたと考える。

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Tag: 不妊症
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