不妊症の施術例⑬

症例39  自然妊娠できました!

【患 者】 豊岡市 24歳 

【来 院】令和2年6月

【状 態】
◆不妊歴  1年

◆検査状況 
・特に異常なし

◆生理の状態
・生理周期 28日〜35日
・出血期間 5日間
・痛み   非常に強い 鎮痛剤(ロキソニン)
・質    塊あり 暗赤色

◆体の状態
・便通   1日に1回
・小便回数 6回

◆習慣
・睡眠  12時〜6時
・運動  なし

◆サプリ
 葉酸・ビタミン

豊岡市 妊活

【病院での治療経過】
去年の1月に病院で検査をするも異常なし。結婚して1年以上経つがなかなか授からない。ご主人の年齢も40代ということから、できることをしっかりやりたいということで当院へ。

【施術内容と経過】
病院での検査は何もないが、当院でお話を伺うと気になる点が。まずは生理痛。動けなるほどひどの生理痛持ち。冷え性。生理周期28日〜35日。体温が35℃台。高温期が10日以下と短い。左肩こりがひどい。立ちくらみ頻繁に起こる。両膝痛。とかなり体調が悪い様子。24歳の若さといえ、この体の状態では卵子の質も悪いはず。瘀血治療を中心に組み立てを行い、生理周期も安定させる施術も組み合わせる。施術開始後2周期目で自然妊娠。

【施術内容】・瘀血治療、副腎治療、下垂体治療、骨盤矯正
【生活習慣】・水飲み
      
【考 察】
24歳で年齢は若いが体の状態はかなり悪い状態でした。病院での検査は異常なしだったので、瘀血(おけつ)を中心とした施術をしました。理由としては瘀血は生理痛や冷え性、高温期の短さ、肩こり、両膝痛の症状が関連していると考えたからです。特に動けなくなるほどの生理痛は必ず瘀血が関係しており、お腹の循環が良くなることで生理痛をはじめとした様々な症状も緩和していきます。それほど瘀血は重要です。また高温期が短いということもポイントで、短くなる理由として低温期の卵子の質の問題が挙げられます。高温期の問題はほとんどが低温期における卵子の状態が関連しているからです。なので低温期に卵子がしっかり育つと黄体ホルモンの分泌も十分になるので期間も長くなります。今回の症例は特にお腹の循環の悪さが卵子の質を低下させていたと思います。2周期で妊娠できたのは年齢の関係も大きかったと思いました。 

症例38  初めての人工授精で妊娠

【患 者】 豊岡市 30歳 

【来 院】令和2年1月

【状 態】
◆不妊歴  2年

◆検査状況 
・卵管造影左側が閉塞

◆生理の状態
・生理周期 26日
・出血期間 6日間
・痛み   非常に強い 鎮痛剤(ロキソニン)
・質    小さいがコロコロの塊あり 色は赤

◆体の状態
・便通   1日に2回
・小便回数 ?回

◆習慣
・睡眠  12時〜6時30分 
・運動  なし

◆サプリ
 亜鉛 4ヶ月位

豊岡市 人工授精

【病院での治療経過】
2年前に卵管造影検査で左卵管が詰まっていることがわかる。
ここ最近は毎月排卵誘発剤を使いながらタイミングを続けているが、結果がでていない。春ぐらいから人工授精をしようと考えている。

【施術内容と経過】
問診で生理痛が非常に強いということ、また腹診でのお腹の硬さから瘀血(おけつ)の施術を中心に行った。また腹式呼吸や水摂取も取り入れてもらう。施術開始から2ヶ月後に生理時の痛みが大幅に軽減し鎮痛剤が必要なくなる。施術を続けるうちにお腹の硬さや生理時の塊もなくなった。仕事の影響もあってはじめての人工授精を5月に実施。1回目の人工授精で陽性反応あって安定期を迎え当院を卒業された。

【施術内容】・瘀血治療、副腎治療
【生活習慣】・水飲み
      ・セルフお灸
      ・自宅から勤務先まで歩いて通勤

【考 察】 
卵管が左側が詰まっており、右側しか排卵していない状態。病院で排卵チェックで右側から排卵しそうな周期を確定しタイミングを続けておられました。春から人工授精をしたいとのことでそれまでにしっかり体を整えていきましょうと施術をスタートしました。初診時はひどい生理痛やお腹の硬さがすごく目立っていましたが、生理痛もどんどん緩和されていき鎮痛剤が必要無い状態になりました。下半身の血流改善も瘀血施術を同時にしたかったので、通勤を徒歩で。歩いて通える距離だったので良かったです。人工授精も初回で見事に陽性反応を示し、そのまま安定期に入りました。右側の卵管が詰まっている状態だったので心配でしたが、予想以上に早く結果がでたので嬉しく思いました。

症例37  卵子の質が悪く移植できない

【患 者】 朝来市 35歳 

【来 院】令和2年1月

【状 態】
◆不妊歴  5年

◆検査状況 
・卵管造影異常なし
・採卵しても受精はするが移植ができない

◆生理の状態
・生理周期  30日
・出血期間  7日間
・痛み    非常に強い 鎮痛剤(ロキソニン)
       今までに痛みで救急車2回呼ぶ
・質     色は鮮血だが500円大の塊が出る

◆体の状態
・便通   3日に1回
・小便回数 3回
・偏頭痛がたまにある

◆習慣
・睡眠   8時間 
・運動   バドミントン 月2〜3回

◆サプリ
 なし

朝来市体外受精

【病院での治療経過】
タイミング法
半年間不妊治療を休む
次の周期で自然妊娠するが流産
1年後に体外受精開始
移植まで至らない

【施術内容と経過】
 体外受精の治療段階で当院へ来院。採卵で卵子の個数は取れるが、胚盤胞まで育つ受精卵ができないとのこと。体の状態で強い生理痛やレバー状の塊が出る事を改善することをまず重点において治療をスタート。すぐに効果が出始めて生理痛が鎮痛剤がいらないほどに。1ヶ月後の採卵では6個採卵で胚盤胞まで到達せず移植ができなかった。次周期の採卵では9個取れて空砲はなく2個の胚盤胞を凍結できた。移植までは体を整えるために4ヶ月ほど体を整えていった。その後移植し陽性反応。安定期に入り無事に卒業された。

【施術内容】・子宮卵巣調整、瘀血治療、副腎治療
【生活習慣】・水飲み
      ・食事の量と時間を気をつける
      ・便秘改善のため朝に果物を摂取する

【考 察】 
 体外受精にステップアップするも採卵はできるけど受精卵まで至らないというのはよくあるパターンです。受精卵に至らないのは単純に卵子の質が悪い事を示すので卵子の質を上げるための施術を組み立てます。あまり関係ないと思われがちですが便秘のある、なしも卵子の質にすごく関係します。この方も3日に1回の便秘があったので朝の水と果物を摂るようにしてもらいました。施術も大事ですが、生活習慣の改善も大事です。この2つがうまく噛み合わないとなかなか結果がでません。今回はすごくうまく噛み合ったので結構早くに結果が出た症例だと思います。

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Tag: 不妊症
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