頭痛薬は一時しのぎ

多くの頭痛をお持ちの方は、頭が痛くなったら
すぐに頭痛薬を服用しています。症状は一時的に
良くなりますが、また頭痛が出てきしまいその繰り返しに
なってしまいます。

また薬を飲んでいる方には、必ず副作用が存在します。
胃が荒れて胸焼けがしたり、便秘で苦しんでいる方が
本当に多いです。

頭痛を止めるために、薬を飲んで、頭痛が一時的に
よくなるだけだし、他の場所も悪くなってしまっては
どうにもなりません。

でも、薬が無いと精神的に落ち着かない方も多いのも
事実です。薬があるから安心して生活できるし、
仕事もできると、薬が手放せなくなってしまって
います。

■薬は痛みを感じなくさせるもの

よく勘違いするのが、薬は頭痛を治してくれるという
ことです。薬は症状を治すものではありません。
一時的に症状を緩和してくれるものです。

痛みは、体の中で痛みの物質(発痛物質)を作り出します。
例えば、怪我をしたとき、怪我をした所から痛みを起こす
物質が生産されて、その痛みの物質を神経がキャッチします。

神経がキャッチすると、それが電気信号に変えられて
脳で痛みを感じます。

薬の効能は、神経が痛みの物質をキャッチできないように
薬が先回りして妨害しています。神経が痛みの物質を
キャッチできないために、痛みが起こらない仕組みです。

画像の説明

怪我して、血がドボドボでている状況で、痛みが
起こらなかったら逆に恐ろしいですけどね。

痛みは、決して憎いやつではなくて、体を必死に守って
くれるかわいいやつだということをご理解ください。

痛みを妨害する薬として有名なのが、
ボルタレンロキソニンです。

お医者さんの処方される薬は、ほとんどが
今の痛みを抑えるためのものです。
これは、市販薬も同じです。

薬に頼りっぱなしでは、いつまでも頭痛と
さよならはできません。それには、薬に頼り
続ける「対症療法」より痛みの元を断つ
「根本療法」が必要です。

■薬は急にやめる必要はありません

薬はあまり良いものではないですよとお伝え
しましたが、薬にも長所の部分はあります。

それは即効性です。痛みで生活がつらくて、
夜も寝にくく困り果てているというような方や、
仕事をしなければならない方など、色々な
方がおられますが、薬で痛みを緩和する事も
非常に大事なことです。

しかし、薬は必要最低限で使用されるべきであって
常時薬に頼りっぱなしになってしまうという事には
なるべくなって頂きたくないです。

ほとんどの頭痛が筋肉性によるものなので、
肩周りや、首周りの筋肉を緩めて行くことで
必ず薬に頼らない体を作ることができると思っています。