女性ホルモンバランス療法とは?

女性の体は複雑です。
毎月、毎月の生理。
私の妻も生理痛が強く、いつも鎮痛剤を服用していました。

薬は、一過性のもの。
それと副作用が必ずあります。

だからなるべく薬は服用して欲しくないのが、正直な所です。
妊娠を望んでる方なら特に、そうしてもらいたいと思います。

生理痛の原因は女性ホルモンバランスの乱れからと言われています。

なぜ、現在の女性はホルモンバランスが乱れるのか?

それは生活環境に大きく関係しています。

女性が働くようになったこと。
晩婚で、出産年齢が上がっていることです。

昔の女性に比べると、現代の女性は障害の月経回数が
大幅に増加していることがわかっています。

昔の女性・・・約50回
現代女性・・・約450回

約9倍も月経回数が多いんですね。
この理由は、出産回数が関係しています。

昔の女性現代女性
出産回数5~8回1~3回

妊娠や授乳中は、ホルモンの影響で排卵がストップします。
昔の女性は妊娠中や、授乳中のトータル時間がかなり
長かった影響で卵巣を休ませる時間がたくさんありました。

一方、現代では出産年齢も上がれば、出産人数も少なく
月経回数が昔と比べて9倍となり、卵巣がフル回転で
活動していることになります。また産休ののち、職場復帰
で体にストレスをかけてしまう事がホルモンバランスを乱して
しまう影響となっています。

また、初潮の早まりや、過剰なダイエット、食生活の乱れ、
生活の乱れなどもホルモンバランスの乱れの原因となっています。

◆女性ホルモンの役割◆

エストロゲン(女性らしく保つホルモン)

男性に目を向けてもらうような、女性の魅力を発揮させるホルモンで、
卵子を育てたり、髪の艶を良くしたり、肌をしっとりさせたり、
おっぱいを大きくしたり、骨や血管を強くしたり、代謝をよくする
働きを持つホルモンです。

プロゲステロン(妊娠を維持・管理するホルモン)

体温を上げて、妊娠を維持させたり、栄養を溜め込んだり、
皮脂の分泌を促したり、腸の働きを抑える、食欲の増加、
また眠気を促すといった働きがあります。

この2つのホルモンが、月経周期に増えたり減ったりで
バランスをとっています。

生理周期

◆生理中
妊娠した場合の、赤ちゃんが育つフカフカのベッドが
妊娠しなかった場合、不要になるので血液と共に
要らなくなったベッドが体外へ放出される。
生理後半にはエストロゲンの分泌も始まる。

◆生理後1週間
卵子の放出にむけて、エストロゲンの分泌がどんどん高まる。
妊娠をしやすい状態にするために、女性の魅力が高まるとき。

◆排卵後1週間
卵子が放出される。(排卵)
今度は、妊娠維持のためのプロゲステロンが
増加する。ゆっくり過ごすようにホルモンが
働きかける。排卵の前後3日間は、妊娠しやすい時期。

◆生理前1週間
プロゲステロンの分泌が最大に。
子宮のベッドをフカフカ状態に。
イライラ、眠気、月経前症候群が起こりやすくなる。

この月経周期を利用して、バランスを整えるのが
「女性ホルモンバランス療法」です。

●女性ホルモンバランス療法の特徴

  • はりやお灸を使うので、一切副作用が無い
  • ツボを使って、ホルモンを放出している場所に
    働きかけることができる。(卵巣や下垂体)
  • 刺激が少なく安心安全の治療法である。
  • 生理痛・生理不順・月経前症候群・不妊症・更年期障害など
    女性疾患に効果的である。
  • また内面より、髪の艶、肌の潤い、便秘、むくみ、などの
    改善もできる。