基礎体温周期と不妊の関係

基礎体温を毎日しっかりと測り、グラフに記入していくことで
大体の生理日予測であったり、排卵日予測が可能になります。
またグラフの体温変化のパターンで、きちんと排卵が起きているか
ホルモンバランスに異常がないか確認することができます。

では実際にグラフの正常パターンを見ていきましょう。

画像の説明

平均的な生理周期は28日です。
生理から14日間が低温期、その後排卵が起こり高温期に移ります。
高温期が14日間続きます。
ほぼ後半の高温期の期間は14日で一定していますが、前半の
低温期で個人差がありばらつきがあります。
高温期に移行する理由は、排卵後の黄体から、プロゲステロンの
ホルモンが分泌されるために体温が高くなります。

●高温期が短い(10日未満)

  • プロゲステロンの働きが悪く、体温を高温に保てない
  • 排卵抑制や妊娠を妨げるホルモンであるプロラクチンが増加している
  • 排卵があったりなかったりする
  • 骨盤内の冷えがあり、循環力が不足している

●低温期と高温期の差があまりない

  • 高温期になっても体温が低温期とあまり変わらない
  • プロゲステロンの働きが悪く、体温を上げることができない
  • 骨盤内に冷えがあり、循環力が不足している

●基礎体温にばらつきがある

  • 低体温相と高体温相の見分けがむつかしい
  • 一日ごとの体温の幅が大きい
  • 生殖機能の低下があり、骨盤内が冷えている
  • ストレスを抱えており、感情の変動が激しい
  • プロラクチン値が高い

●低温期が長い

  • 骨盤内の冷えがあり、循環力が低下している
  • 生理周期が38日を超えてしまう
  • 子宮や卵巣の循環力低下

基礎体温は、あくまでも目安としてあまり神経質に
なりすぎないように注意が必要です。
ほとんどのグラフパターンで生殖器官の機能低下と
骨盤内の冷えが共通して起こっています。
自分で出来る事と言えば、お腹を温めることです。
冷たすぎる飲み物、食べ物は避けできるだけ常温の
物を摂るようにこころがけましょう。

また基礎体温をつけることで、生理周期における自分の
体調の変化を予測することができます。自分の体の状態を
しっかり把握する事で、体調の悪い日に体に負担をかける
事が少なくなり、自分の体に優しくなれます。

ぜひ、基礎体温を付け自分の基礎体温パターンを把握して
見ましょう。

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Tag: 不妊症
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